やくぺん先生カルチエラタンを行く
2008年 02月 04日
2月2日土曜日、パリは快晴。NYから朝8時半頃ドゴール空港に着く筈のやくぺん先生から、「やっと着きました」とお電話があったのが10時過ぎ。NYの悪天候で離陸が遅れたそうです。それでも家にはお昼前に無事到着なさいました。クロワッサンとコーヒーでおしゃべりしながら午後の作戦を練ります。1日に満たない滞在時間、夜8時のバスティーユオペラでのヒンデミットのオペラ”カルディアック”(大野和士氏指揮)を観劇(?)なさる前に、あるサイトにシリーズで書いていらっしゃる「美術館でのコンサート」をテーマにした記事の取材ができないか、という事で、クリュニー中世美術館で4時からある14世紀の音楽のレクチャーコンサートに行ってみよう、という事になりました。
「くつろいだらお終い。ひたすら動き続ける。」がモットー。彼は1月からアメリカ、日本、ヨーロッパを股にかけて恐ろしく超人的なスケジュールをこなしていて、フランスー日本1往復だけで結構しんどいと思ったりしてる私には、彼が食べながら、歩きながら寝てしまってもおかしくないだろうと思われたりしたのです。
が! 旅の疲れも何のその、地図を見て「以外に近いですね。歩いて行きましょ」という事で、甲斐さん&チーマリさんとも歩いたムフタール通りを登り(左写真は辻邦生の家の写真をみのちゃんの為に撮っているところ)、地下にヴォルテールやルソー、デカルト、ユーゴー、ゾラ、キュリー夫妻等フランスの為に尽くした偉人達のお墓がある18世紀の巨大な建造物パンテオンの横を通って(右はその前に佇む佃の偉人やくぺん先生)、リュクサンブール公園前を右へ。土曜の晴れた午後の人出の中をサンミシェル大通りのクリュニー美術館まで行きました。
中世美術専門の美術館ですが、もともとブルゴーニュ地方で有力なクリュニー修道院が修道僧をパリのこのあたりの大学に通わせる為14世紀に建てた舘だったそうです。お坊さんの学生寮って感じかしら?3世紀のローマ建築(公共浴場)がくっついていて、絵画、彫刻、タピスリー(貴婦人と一角獣のタピスリーが有名)等コレクションもとても充実しています。私はここが大好きで5、6回来ています。向いはソルボンヌ大学。
コンサートはULTREIA(オクシタン語で巡礼達が使う”それ行け!”みたいな元気付けのかけ声だそうです)というグループが1曲ずつ解説しながら進めていく形式で、公共浴場の部分で行われたので結構寒かった。とても屋根の高い、聖堂のような建物ですが、修復中で美しいドームは足場に隠れて見えませんでした。解説をするおじちゃんがマイクも使わずもごもご喋るのでレクチャー部分はよく理解できなかったけど、使われる楽器が見たこともないようなものが多くて、アラブ音楽の影響も感じられ、適度にいい加減なムードの演奏がまた音楽を身近かなレベルで感じる事を可能にしてたかもしれません。やくぺん先生は写真もばっちり撮れて、良い記事が書けそう!とおっしゃっていました。どこで読めるかはやくぺん先生に直接聞いてくださいね。いつ記事にするかはまだわからないそうですが。
「コンサートはどちらですか?」「こちらの奥の右が会場となっております」
コンサート後はぶらぶらと歩いてサンミシェルのクレープ屋さんでオニオンスープとそば粉のガレットで腹拵え。夜帰宅してから気が付いたんですが、2月2日はシャンドラーといって(ろうそく祭、とでも言うんだろうか?)クレープを焼いて食べる日なんです!偶然だったなー。キリスト教以前からあるお祭りらしいです。面白い風習があるんですが、これを書いていたら夜中の1時になってしまったので、又の機会に御紹介させていただきますね。
サンミシェルから歩いてノートルダムの前を通ったらまだクリスマスツリーが飾ってありました。ここからサンルイ島を通ってバスティーユ近くまでお散歩、やくぺん先生はそのままオペラ座に。盛り沢山の楽しい1日でありました。そして今朝8時前にやくぺん先生はウイーンに向けて旅立って行かれました。
さっきウイーンからのメールで、全ての予定を無事こなされたとの事。本当におつかれ様でした!!
「くつろいだらお終い。ひたすら動き続ける。」がモットー。彼は1月からアメリカ、日本、ヨーロッパを股にかけて恐ろしく超人的なスケジュールをこなしていて、フランスー日本1往復だけで結構しんどいと思ったりしてる私には、彼が食べながら、歩きながら寝てしまってもおかしくないだろうと思われたりしたのです。
コンサート後はぶらぶらと歩いてサンミシェルのクレープ屋さんでオニオンスープとそば粉のガレットで腹拵え。夜帰宅してから気が付いたんですが、2月2日はシャンドラーといって(ろうそく祭、とでも言うんだろうか?)クレープを焼いて食べる日なんです!偶然だったなー。キリスト教以前からあるお祭りらしいです。面白い風習があるんですが、これを書いていたら夜中の1時になってしまったので、又の機会に御紹介させていただきますね。
サンミシェルから歩いてノートルダムの前を通ったらまだクリスマスツリーが飾ってありました。ここからサンルイ島を通ってバスティーユ近くまでお散歩、やくぺん先生はそのままオペラ座に。盛り沢山の楽しい1日でありました。そして今朝8時前にやくぺん先生はウイーンに向けて旅立って行かれました。
さっきウイーンからのメールで、全ての予定を無事こなされたとの事。本当におつかれ様でした!!
by yufuin-brothers | 2008-02-04 09:23 | 巴里の風