神聖なる狂気!?
2007年 03月 24日
兄弟!
遅くなったが、ゆふいん音楽祭実行委員会会議のアンケートを昨夜やっとオー
チャワへ電子封書にて提出した。今日夕方、月島の若旦那からも「提出しました」
との電子速達が届いた。明日の会議の成功を東京の片隅からみんなが願ってい
るぞ!!
さて、今夜は帰宅途中、自転車を漕ぎながら思いついたお題を。
オイラが芸ノー界の片隅にいた頃……ということは二十年近く前の話。その当
時、飛ぶ鳥を落とすが如き勢いのアイドル、松田聖子さんと舞台をご一緒た事
があった。また、『光源氏』なんぞという、ある意味のクァルテットもいたっけ。
衣装合わせがあって、ステージ・リハーサルがあって、さて本番……。小学校に
上がって間もない小生が(生意気なガキだね。笑)遺憾に思ったのは
「なーんだ、あの人達、クチパクじゃない」
と、いうこと。こちとら、親に散々お小言をくらって歌の稽古をして来ているのにな
んだあいつらは。クチパクなら俺にだってできらい!と啖呵を切ったら、一応、所
属事務所から来たマネージャー様に
「あのね、君と松田聖子とじゃぜーんぜん違うんだよ」
と、尤もなご意見でねじ伏せられて仕舞いました。
さてどうやら、晩酌の効果が出てきた模様です(笑)。
時は流れ、中学時代。様々な媒体が推薦するクラシックのCDを買いあさって
は、あれ?ん?どーして?と疑問符で脳味噌がパンクしそうな毎日を送っていま
した。その原因は……
「同じ演奏家なのに、何でスタジオ録音と、ライブ録音とがこれまで違うの?」
と、いうことでした。
みんなはK・クライバーという指揮者を知っていますか?
この人、間違いなく今世紀に活躍した大指揮者の一人です。んー、語弊を恐
れず敢えて表現するなら
「一つひとつの音符に生命を宿せる芸術家」
と、いいましょうか(やくぺん先生、ゴメンナサイ)。兎に角、この人の音楽は白熱
しっぱなし。物凄いアップ・テンポで聞き手に息を吐かせず……と思うと、たっぷ
りとオケを歌わせて今まで耳にしたことが無いような耽美なる音楽を展開するの
よ……。
と、いう雰囲気は彼のスタジオ録音で解っていた“積り”だったが、89年のお
正月にヴィ―ンPOを振った『ニューイヤー・コンサート』(勿論、全世界生放送
!)を聞いた時に度肝を抜かれたのでした!
「え?なに?今までのスタジオ録音は単なる前菜だったの???」
凡ての音が有機的に作用し、のみならず横にのっぺり流れて仕舞いそうな響き
が(このオケは元々その嫌いがあるんじゃないかな?)全部ぴんと立っていて且つ
劇的に“音楽のドラマ”を創っている。それもその筈、お屠蘇機嫌のウィーンPOの
名手達も目をひん剥いて演奏しているんだから(その逆が最近のムーティー指揮
の同コンサート)。
どっかの誰かさんが(多分、評論家だったと思う)
『神聖なる狂気』と、クライバーのライブ演奏を換言していたが、悔しい
けどその通りだと感じた。そうした瞬間、御幼少のアンバサタが激怒した(一応)歌
手達が哀れに思った。
「はぁ。折角のライブなのに、松田さんはスタジオから出られなかったんだな」と。
遅くなったが、ゆふいん音楽祭実行委員会会議のアンケートを昨夜やっとオー
チャワへ電子封書にて提出した。今日夕方、月島の若旦那からも「提出しました」
との電子速達が届いた。明日の会議の成功を東京の片隅からみんなが願ってい
るぞ!!
さて、今夜は帰宅途中、自転車を漕ぎながら思いついたお題を。
オイラが芸ノー界の片隅にいた頃……ということは二十年近く前の話。その当
時、飛ぶ鳥を落とすが如き勢いのアイドル、松田聖子さんと舞台をご一緒た事
があった。また、『光源氏』なんぞという、ある意味のクァルテットもいたっけ。
衣装合わせがあって、ステージ・リハーサルがあって、さて本番……。小学校に
上がって間もない小生が(生意気なガキだね。笑)遺憾に思ったのは
「なーんだ、あの人達、クチパクじゃない」
と、いうこと。こちとら、親に散々お小言をくらって歌の稽古をして来ているのにな
んだあいつらは。クチパクなら俺にだってできらい!と啖呵を切ったら、一応、所
属事務所から来たマネージャー様に
「あのね、君と松田聖子とじゃぜーんぜん違うんだよ」
と、尤もなご意見でねじ伏せられて仕舞いました。
さてどうやら、晩酌の効果が出てきた模様です(笑)。
時は流れ、中学時代。様々な媒体が推薦するクラシックのCDを買いあさって
は、あれ?ん?どーして?と疑問符で脳味噌がパンクしそうな毎日を送っていま
した。その原因は……
「同じ演奏家なのに、何でスタジオ録音と、ライブ録音とがこれまで違うの?」
と、いうことでした。
みんなはK・クライバーという指揮者を知っていますか?
この人、間違いなく今世紀に活躍した大指揮者の一人です。んー、語弊を恐
れず敢えて表現するなら
「一つひとつの音符に生命を宿せる芸術家」
と、いいましょうか(やくぺん先生、ゴメンナサイ)。兎に角、この人の音楽は白熱
しっぱなし。物凄いアップ・テンポで聞き手に息を吐かせず……と思うと、たっぷ
りとオケを歌わせて今まで耳にしたことが無いような耽美なる音楽を展開するの
よ……。
と、いう雰囲気は彼のスタジオ録音で解っていた“積り”だったが、89年のお
正月にヴィ―ンPOを振った『ニューイヤー・コンサート』(勿論、全世界生放送
!)を聞いた時に度肝を抜かれたのでした!
「え?なに?今までのスタジオ録音は単なる前菜だったの???」
凡ての音が有機的に作用し、のみならず横にのっぺり流れて仕舞いそうな響き
が(このオケは元々その嫌いがあるんじゃないかな?)全部ぴんと立っていて且つ
劇的に“音楽のドラマ”を創っている。それもその筈、お屠蘇機嫌のウィーンPOの
名手達も目をひん剥いて演奏しているんだから(その逆が最近のムーティー指揮
の同コンサート)。
どっかの誰かさんが(多分、評論家だったと思う)
『神聖なる狂気』と、クライバーのライブ演奏を換言していたが、悔しい
けどその通りだと感じた。そうした瞬間、御幼少のアンバサタが激怒した(一応)歌
手達が哀れに思った。
「はぁ。折角のライブなのに、松田さんはスタジオから出られなかったんだな」と。
by yufuin-brothers | 2007-03-24 02:14 | 音楽よもやま話