10月3日の土曜日は”ニュイ・ブランシュ”（白夜）、夕方7時頃から翌早朝までパリのあちこちで主に現代美術のインスタレーションやビデオ・アートの屋外投影など様々な催しがありました。出かける前に友人達と腹ごしらえ。初めて行ったのですが、ウズベキスタン料理のお店です。ブハラというのはウズベキスタンの町の名前、シルクロード上の町だそうです。店の壁は楽器や陶器、服やお人形など、民族色豊かなグッズに飾られていました。なんとなくイゴール公を思い浮かべてしまうような雰囲気。ウズベキスタンの料理って一体？？と思ったのですが、肉はとにかく羊。この辺りの国によく行くという振付家の話だと”羊肉しかないからね”、だそうです。でもどーんと塊で出てくるんじゃなく、小さく切って、太めの腰の
ある手打ち麺を炒めた中に野菜と一緒に入っていたり、焼き飯に入っていたり。やはりだいぶ西とはいえアジア系のご飯は少し懐かしい感じがするな、と思ったのでした。メニューで目についたお野菜はトマト、玉ねぎ、かぼちゃ、なす、ほうれん草など。前菜には野菜や肉、チーズをパイ皮で包んでオーヴンで焼いたものと、大きな焼きなすを半分に切った上にトマトやきゅうり、フェタ・チーズを載せたもの（写真上左）、メインは麺や焼き飯（メイン・ディッシュが来た時美味しそうで興奮し、思わず写真撮るの忘れてしまいました・・・）、デザートはチャクチャクという可愛い名前のかりんとうに似た味の蜂蜜と胡桃のお菓子と、レーズン、胡桃、蜂蜜をパイ生地で巻いたエミールというお菓子。どちらにもバニラ・アイスとホオズキのようなフルーツが付いていました。お茶はカルダモンと八角、丁子、シナモン、オレガノとミントの入った香り高いスパイス茶（上右）。一皿が大変なボリュームなので、何人かで行っていろいろ取って分けるのに丁度良い感じ。友人カップルは知らずに2人だけで行って、前菜、メイン、デザートと全て一人１つずつ取って、どうしても食べきれず残念だったそうです。