別府、そして由布院
2009年 08月 14日
アンバサダーさん、美恵子さん、かいやん、ツネキチさん、そしてブログでお馴染みなのにお名前とお顔が結びつかずに失礼をしてしまった方々、音楽祭の全てのスタッフの方々、素晴らしい音楽で満たされた時を過ごさせていただいた音楽家の皆様、今年も本当にお世話になりました。心より感謝申し上げます。アンバサダーさんに頂いたお菓子、「調子に乗って何個も食べるべからず」と思わせるような濃厚さでしたが、ナッツの香ばしさ溢れる優しい懐かしい味でした。小さく切ってコーヒーカウンターに差し入れしたら大好評でしたよ。本当に有難うございました! さて、パリからソウル経由で7月21日に由布院に着き、翌日は画家さんのちかちゃんに車で別府へ連れていっていただきました。なんと皆既日食の日!ちゃんとした眼鏡がなかったのですが、曇っていたので携帯カメラでも撮影する事ができました。バリの屋台料理を食べさせるというレストランで美味しいナシゴレンなど頂き(ちかちゃんはバリから帰ってきたばかりですが、現地で食べたのよりここの方がナイスだったようです。日本語の上手なバリの方がやっていて、安いしボリュームたっぷりでした)、その後は私のリクエストでヤングセンターにお芝居を観に連れていってもらいました。去年この前を通ってそのネーミングといい看板といい強烈なインパクトだったので・・・芝居はといえば多分一生の思い出になりそうです。扇型に広げた1万円札を役者の襟元に洗濯バサミみたいなのでくっつけるオバサマとか、金襴の帯を贔屓役者にプレゼントして、それをその役者がばっと肩からかけて見栄を切ったり・・・ヤングセンターにヤングはほとんどいないのですが、平日の昼なのに結構一杯になっていて、皆のりのりなんです。この日公演してたのは大阪の一座らしいのですが、まだ30代と思われる座長さんはバリバリの2枚目役もできればボケも上手で、後半の歌舞ショーでは女形で出てきたのだけどその綺麗な事!上品、ではないかもしれないけど、チャンバラで悪者をやっつけたばかりとはとても思えぬ色っぽさ。そしてお客様を喜ばせるという事に関するプロ振りは本当にうなってしまうくらい見事なものでした。何度も見にはいかないかもしれないけど、舞台経験としてとても貴重な体験でした。 実は日蝕を見た後お昼ご飯の前に一風呂浴びたんです。坊主地獄のそばの療養所の泥風呂が午前中だけ一般客も入れるようになっていて、クリーミーで芯からあったまる感じでした。お風呂から出てきて受付のそばで涼んでいると、ふと横の壁にかかってる絵が何だか見たことあるような・・・近寄ってよくみると、なんと家の横の厶フタール通りのスーパー(FRANPRIX)を教会の横の路地から描いた絵ではありませんか!!いつも見てる風景なので間違いようもなく、この偶然って一体何なの??と思ってしまった。大分在住の画家さんが描かれた絵だそうです。ちかちゃんもだんな様とパリにいらした時厶フタールの短期アパートに泊まってるし。どこにどんな出会いが待ってるのか、人生ってほんとに不思議。 ここから由布院です。山水館の元スペイン料理屋さんでの旗揚げ式。ルドンのパステル画そのものの大きな貝がため息が出る程美しかった。パリから見てるライブカメラの風景がすぐ裏手にあって、感動。 亀の井別荘のお風呂。ゲリラ豪雨の後で、対照的な静の空間でした。至福の一時。 うーさーぎー追ーいしー♪♪♪って感じでしょ?由布院でうさぎとばったり出会った事はないけれど、家の回りも木々の柔らかい芽など鹿さんが食べまくっている痕跡がありました。去年は子鹿を見たけど、今年は見れなかった。私が別府へ行ってる間に両親は家の横で鹿を見たそうです。 確か火曜の夜、演奏家さん達の夕食時。着いた早々お食事もそこそこに合わせにいらっしゃる方々も・・・さるヴィオラ奏者の方は美しいお酒の瓶を次々と食卓に出されて、ドラえもん?と思ってしまうほどでした。四国の栗を使ったお酒というのが新鮮で印象に残りました。勿論私は飲まなかったけど、栗のお酒皆さんにとても好評でした。アンバサダーさんならご存知でしょうねえ・・・ そしてこれは確か前夜祭当日。アンバサダーさんや美恵子さん、ミノグチさん、竹井先生、お懐かしい方々との嬉しい再会。私はこの翌日仕事で沖縄に発ってしまったのですが、前日とこの日のリハーサル、そして前夜祭とたっぷりと聴かせていただく事ができ、とても充実した由布院滞在の最終日を堪能させていただいたのでした。皆々様、本当に有難うございました!!
by yufuin-brothers | 2009-08-14 17:51 | 巴里の風