師走の巴里の街角
2007年 12月 09日
朝8時45分くらいにセーヌ河に架かるカルーゼル橋を渡るバスの中から撮りました。夜明けって感じでしょ?
サンラザール駅から電車で仕事に行ったのですが、駅のすぐそばのデパート街(プランタン、ギャラリーラファイエット)はまだ閑散としています。ホームレスの多分移民のおばさんがクリスマスのショーウインドーに見入っていました。ホームレスが無料で泊まれる施設はありますが、居心地悪いから外で寝る方が良いという人達も多い。冬の間だけ無料でスープや軽食の配布もある。夜間は専用パトカーが回って、外で寝てる人達にホットドリンクや寝袋を配るのを見かける事もあります。あまりに気温が下がるとメトロの駅が夜間避難所のように開放される事もある。それでも毎年凍死してしまう人が出ます。
お昼過ぎ帰ってきたらデパートの辺りは今度はすごい人だかり。今日は土曜日です。小さな子供達がちゃんと見る事ができるように、ウインドーの前に階段付きプラットフォームのようなものが設置してあります。
お花屋さんにはいろんなサイズのクリスマスツリーが沢山並んでいます。横を通ると樅の木の良い香りがします。でも毎年大量に生きてる木が伐られて使い捨てにされるのはちょっと心が痛みます。
パリ市庁舎前の広場には恒例の無料スケート場ができました。スケート靴も貸出ししてくれる。週日は正午から夜10時迄、金曜は夜中の12時迄、土曜は朝9時から夜中12時、日曜は朝9時から夜10時迄。12月1日から3月9日迄だそうです。スケート場が設置されるようになる前は大きな天幕が立って、中で等身大の贅沢なクレシュ(飼葉桶の中の赤ん坊イエスやマリア、ヨセフ、羊やロバや馬、東方の三賢者などの人形をセッティングするもの。小さいものはおひなさまのように家に飾ったりもする)をこれは確か有料で見せていたんだけど、やはりキリスト教の風習を市庁舎前でやるのには支障があったのかもしれません。
これはオペラ座のそばでアンバサダーさんが喜びそうな店の前を通ったので撮ってきました。普通のワインの瓶と同じ背の高さで、ウエストが2倍はあるおでぶちゃんの瓶があって、1000ユーロ(16万ちょっと。。。)の値がついていました。誰が飲むんじゃい。。。
by yufuin-brothers | 2007-12-09 00:36 | 巴里の風