四月の魚
2008年 04月 02日
エイプリルフールの事をフランスではポアッソンダヴリル、四月の魚と言います。なぜ魚なのか?にはいろんな推測がされているそうです。フランスは1564年迄は4月1日が元旦で、贈り物をする習慣だったのですが、この年にシャルル9世が1月1日を元旦にした。それで4月1日にくだらない贈り物をして友達をかつぐような事が始まったそうです。川ににしん(海の魚ですね)を投げ込んで漁師をかつぐ事もあったので四月の魚、という説もあるみたい。あるいは冬の最後の星座の魚座に因んだ、とか。
テレビやラジオでとんでもない嘘のニュースを流す事もあります。今朝ニュース番組に注意してたけど国営ラジオのニュース局であまり面白いとは思えないジョークをやったくらいでした。朝のバレエクラスに国営TV1チャンネルプライムタイムの超有名女性アナウンサーが来ていたので、今日の夜のニュースとかでおふざけするんですか?って聞いたら「そうねー、わからないわ、結構デリケートなのよね、あまり悪趣味な事は出来ないし」と言っていました。テレラマっていう週刊TV番組雑誌があって、ずいぶん前にポンピドウセンター(パリど真ん中の巨大なアートセンター)が北フランスに引っ越す、という4ページくらいに渡る写真も沢山入った記事を出して、あそこの図書館によく行っていたので「えー、そんなの困る!」と真剣に思い、友達にも「ねー、知ってる???」なんて話していたんですが、1週間後「ご迷惑おかけしました。大きな反響がありました」みたいな事で、そういえば発行日が4月1日だった。見事に乗せられてしまいました。
バレエの先生が毎年やるのはとんでもなくしんどいエクササイズをやって見せて、はい、今度は皆さんどうぞ、と言われて皆がまさか、と顔見合わせてるとこに「ポアッソンダヴリール!」と言ってにまーっと笑う、というやつ。メンバーが変わるんでちゃんと引っかかってくれる人がいます。 子供達はお魚の絵を書いた紙をセロテープで人の背中に貼って、その人が知らずにいるのを楽しむ、という遊びをします。たまにメトロに背中に魚をくっつけて乗ってる人がいたりして、周りの大人も共犯のようにそっと微笑んだりする訳です。今日夕方からの仕事は市営音楽院でのバレエのレッスン。2週間後の発表会の練習に明け暮れたんですが、眠りの森の美女のワルツでかわいく踊ってる子の背中にも魚がくっついてたり、先生の背中にまでこっそり貼る子もいて、先生も「やられたわ」なんてにやにやしてはがしもしない、なんて感じでした。「俺はいわしが好物!」なんて言ってる魚とか、中国系の子は漢字で魚って書いて、横にフランス語で「これは魚という意味」、と書いて自慢したり、「やーいやられた」なんて書いてあるのもありました。
テレビやラジオでとんでもない嘘のニュースを流す事もあります。今朝ニュース番組に注意してたけど国営ラジオのニュース局であまり面白いとは思えないジョークをやったくらいでした。朝のバレエクラスに国営TV1チャンネルプライムタイムの超有名女性アナウンサーが来ていたので、今日の夜のニュースとかでおふざけするんですか?って聞いたら「そうねー、わからないわ、結構デリケートなのよね、あまり悪趣味な事は出来ないし」と言っていました。テレラマっていう週刊TV番組雑誌があって、ずいぶん前にポンピドウセンター(パリど真ん中の巨大なアートセンター)が北フランスに引っ越す、という4ページくらいに渡る写真も沢山入った記事を出して、あそこの図書館によく行っていたので「えー、そんなの困る!」と真剣に思い、友達にも「ねー、知ってる???」なんて話していたんですが、1週間後「ご迷惑おかけしました。大きな反響がありました」みたいな事で、そういえば発行日が4月1日だった。見事に乗せられてしまいました。
バレエの先生が毎年やるのはとんでもなくしんどいエクササイズをやって見せて、はい、今度は皆さんどうぞ、と言われて皆がまさか、と顔見合わせてるとこに「ポアッソンダヴリール!」と言ってにまーっと笑う、というやつ。メンバーが変わるんでちゃんと引っかかってくれる人がいます。
by yufuin-brothers | 2008-04-02 06:12 | 巴里の風