チェンバロには夜が良く似合う……
2007年 06月 06日
兄弟!
おお、もうすぐ4時だ。最近、どうも夜に強くなって困る。と、いうことは朝に
弱い。
毎朝、死ぬ気で床から跳ね起きる。でも暫くは廃人同然。今朝なぞ、通勤
電車の中で立って寝ているアンバサタがいた。全く器用なもんだなあ、と今
になって関心したりしている。でも、これは全て、自らの業なんだよな。おお、
兄弟姉妹よ、心あらば愚昧なるアンバサタの眠気が起るまで、御付き合い
あらんことを。
さて、今宵はチェンバロを堪能できるCDを紹介しようと思う。寝られない僻
みでも何でも、この無いが、チェンバロの音色って真夜中がよく似合う気が
する。世間がしんかんとしている中で、ワイン片手にバロックの響きを味わう、
なんざ、ほんとお洒落じゃない?
そんなスチュエーションにぴったりなのがこのCDだ!
「調子の良い鍛冶屋~チェンバロ名曲集」
(アルヒーフNEW#BEST#50)
チェンバロ独奏=トレヴァ―・ピノック
これね、1800円なんだけど、本当にお徳だと思う。だって先ず選曲が良いし、
録音状態も良好。だって、1984年のデジタル録音だもの(普段、アンバサタ
が如何に劣悪なモノラル録音を聴いているかバレる)。さて、その珠玉の名曲
を見てやれば……
1. アリアと変奏ホ長調「調子の良い鍛冶屋」(ヘンデル)
2. パッサカリア ニ短調(フィッシャー)
3. 神秘なバリケード変ロ長調(F.クープラン)
4. イタリア協奏曲ヘ長調BWV971(J.S.バッハ)
5. ガヴォット(と6つのドゥーブル)イ短調(ラモー)
6. ソナタ ホ長調K.380(D.スカルラッティ)
7. ソナタ ホ長調K.381(D.スカルラッティ)
8. アダージョ ト長調(フィオッコ)
9. かっこう ホ短調(ダカン)
10. ラ・シュザンヌ イ短調(バルバストル)
どれも素晴らしい曲なんだけど、敢えてアンバサタがお勧めするのが、ラ
モ―とダカン。先ず、ラモ―。副題についているドゥ―ブルとは一種の変奏
曲。つまり、一つのテーマを6通りにアレンジ(とっても乱暴な書き方してま
す。詳しいことを知りたい方は道夫先生にお伺いをお立てあそばせ)してい
く、というもの。そのアレンジが進むごとに、音楽が力付いて行く。正に疾風
怒濤の如く音楽が進んで様は圧巻。そして最後にテーマが戻ってきたとき
の静寂さといったらない。アンバサタは暫くこの曲の虜になった。
次に、ダカンのかっこう。これはダカンが残したクラウザン(フランスではチ
ェンバロをこう呼ぶ)曲集第1巻に収められたものなんだけど、兎に角、実に
The baroque music!って感じなんだな。副題から察しがつく様に、曲
中でかっこうの鳴き声を模したフレーズが出てくるが、それはそれは優雅な
ものですぞ!おいらには昼間、森の中で聞くそれじゃない様な気がしてなら
ぬ。月明かりの中、上つ方の住まうお屋敷に接した森で、そこはかとなく聞
えて来る……。そこに美しい姫君が……おっと、幻想に遊んでる暇はない。
アンバサタはこの曲が大好きで、先の音楽祭の時、酔いに任せて道夫先生
に「今度、ダカンのかっこうを聞かせてください」と御願いしたら
「ええ、弾いて上げますから、家へいらっしゃい」
なんて、ありがたーい御言葉を頂いた。先生、覚えていらっしゃいますか?
(笑)
おかげさんを以って段々瞼が重くなってきた。さて、このCDを弱音で流
しながら仮眠をとろうかな。お外はお日様が顔を出してきた。おやおや。
追伸
このCDのお求めは是非、HMVのウェブで、と川熊さんが言ってまし
た(笑)。
追而の追而
壁紙、変えました。涼しげでいいでしょ?
おお、もうすぐ4時だ。最近、どうも夜に強くなって困る。と、いうことは朝に
弱い。
毎朝、死ぬ気で床から跳ね起きる。でも暫くは廃人同然。今朝なぞ、通勤
電車の中で立って寝ているアンバサタがいた。全く器用なもんだなあ、と今
になって関心したりしている。でも、これは全て、自らの業なんだよな。おお、
兄弟姉妹よ、心あらば愚昧なるアンバサタの眠気が起るまで、御付き合い
あらんことを。
さて、今宵はチェンバロを堪能できるCDを紹介しようと思う。寝られない僻
みでも何でも、この無いが、チェンバロの音色って真夜中がよく似合う気が
する。世間がしんかんとしている中で、ワイン片手にバロックの響きを味わう、
なんざ、ほんとお洒落じゃない?
そんなスチュエーションにぴったりなのがこのCDだ!
「調子の良い鍛冶屋~チェンバロ名曲集」
(アルヒーフNEW#BEST#50)
チェンバロ独奏=トレヴァ―・ピノック
これね、1800円なんだけど、本当にお徳だと思う。だって先ず選曲が良いし、
録音状態も良好。だって、1984年のデジタル録音だもの(普段、アンバサタ
が如何に劣悪なモノラル録音を聴いているかバレる)。さて、その珠玉の名曲
を見てやれば……
1. アリアと変奏ホ長調「調子の良い鍛冶屋」(ヘンデル)
2. パッサカリア ニ短調(フィッシャー)
3. 神秘なバリケード変ロ長調(F.クープラン)
4. イタリア協奏曲ヘ長調BWV971(J.S.バッハ)
5. ガヴォット(と6つのドゥーブル)イ短調(ラモー)
6. ソナタ ホ長調K.380(D.スカルラッティ)
7. ソナタ ホ長調K.381(D.スカルラッティ)
8. アダージョ ト長調(フィオッコ)
9. かっこう ホ短調(ダカン)
10. ラ・シュザンヌ イ短調(バルバストル)
どれも素晴らしい曲なんだけど、敢えてアンバサタがお勧めするのが、ラ
モ―とダカン。先ず、ラモ―。副題についているドゥ―ブルとは一種の変奏
曲。つまり、一つのテーマを6通りにアレンジ(とっても乱暴な書き方してま
す。詳しいことを知りたい方は道夫先生にお伺いをお立てあそばせ)してい
く、というもの。そのアレンジが進むごとに、音楽が力付いて行く。正に疾風
怒濤の如く音楽が進んで様は圧巻。そして最後にテーマが戻ってきたとき
の静寂さといったらない。アンバサタは暫くこの曲の虜になった。
次に、ダカンのかっこう。これはダカンが残したクラウザン(フランスではチ
ェンバロをこう呼ぶ)曲集第1巻に収められたものなんだけど、兎に角、実に
The baroque music!って感じなんだな。副題から察しがつく様に、曲
中でかっこうの鳴き声を模したフレーズが出てくるが、それはそれは優雅な
ものですぞ!おいらには昼間、森の中で聞くそれじゃない様な気がしてなら
ぬ。月明かりの中、上つ方の住まうお屋敷に接した森で、そこはかとなく聞
えて来る……。そこに美しい姫君が……おっと、幻想に遊んでる暇はない。
アンバサタはこの曲が大好きで、先の音楽祭の時、酔いに任せて道夫先生
に「今度、ダカンのかっこうを聞かせてください」と御願いしたら
「ええ、弾いて上げますから、家へいらっしゃい」
なんて、ありがたーい御言葉を頂いた。先生、覚えていらっしゃいますか?
(笑)
おかげさんを以って段々瞼が重くなってきた。さて、このCDを弱音で流
しながら仮眠をとろうかな。お外はお日様が顔を出してきた。おやおや。
追伸
このCDのお求めは是非、HMVのウェブで、と川熊さんが言ってまし
た(笑)。
追而の追而
壁紙、変えました。涼しげでいいでしょ?
by yufuin-brothers | 2007-06-06 04:40 | 音楽よもやま話